「正直に言うが俺の力だけでプロヴェデルの脅威には立ち向かえない。
あと一、二人頼れる仲間が付いていれば百人力なんだがな。」
「さっきの忍者でも良かったじゃないのかしら?」
「彼奴は仲間としては危なすぎる。好き勝手に暴れさせてやった方が身の為だ。
俺の仲間にお前に似た色の奴が此処に来ているが遺跡の奥深くで暴れている。
お前に合わせたい所だが遺跡の奥は随分と危ない場所、お前を巻き込む訳にもいかねぇ。
……となれば暫くは俺とお前の2人か。幾ら俺でもプロヴェデルの群れは御免だ。」
アリスとハートの女王の休息時間。此処に来て随分と時間が経った。夜も何度も経験した。
破壊されたバイロンの機体も見掛けるようになった。此れが戦場なんだとアリスは思った。
辛うじてプロヴェデルに遭遇していないのが幸いか。然し翌日、二人は絶望の風景を目の当たりにする。
孤島北東部の遺跡群に辿り着いた直後、其処に広がっていたのは大量の機体の残骸だった。
足元にはバイロンとマクシオンの機体の一部。間違いなくプロヴェデルの仕業だと考える間も無かった。
恐る恐る更に先に進むと其処には破壊されたプロヴェデルの残骸が横たわっていた。
其の機体の上には白い素体に黒い鎧を纏ったスピナティオが静かに佇んでいた。
骸骨のような見た目に鬼のような頭部。そして桜を纏ったかのように見紛うかのような機躯。
「……大した事がないのう、地球の新型と言うのは……。」

須比那帝王 覇骸之桜牙
骸と化しながらも尚も戦い続けた或る将軍を模したスピナティオ。
漆黒の鎧と死の象徴として崇められる桜を纏った姿は正に戦鬼、或いは死神。
混沌の古代都市に漆黒の桜が舞いし時、骸の王が死と絶望を齎す。
直接の戦闘を目の当たりにしなくとも判る圧倒的な強さ。然し、驚くのは未だ早かった。
奥には更にプロヴェデルの残骸が数体横たわっていた。どうやら複数での襲撃だったらしい。
其れを単騎で立ち向かい、尚も無傷を保っている。其の姿は正に覇王、戦鬼、死神。
そして操縦者は白髪の老爺。見た目からして幾多の修羅場を掻い潜って来た貫禄が漂っている。
高齢ながらも未だに衰えぬ戦闘力と操縦力。賺さずハートの女王は仲間に誘うのだった。
操縦者の名前を彼は知っている。無改造の戦国スピナティオで戦争を終結させた英雄、櫻木源鶴。
「アンタは……、源鶴だな……?」
「随分と成長したのう、名も無き処刑兵よ。」

#5 源鶴爺ちゃんのスピナティオ

遂に今回の公式戦のメインが完成しました。和風だと須比那帝王で統一したくなる。
勿論魔法忍者地雷哉も須比那帝王の区分に入ります。此方は入れる余地も無かった。
名前の桜牙は「おうが」と読みます。素組みの時点で鬼っぽい風格が凄かったので。
塗装は白黒サーフェイサーとガンダムマーカーのみ。股間部の髑髏は頑張って接着しました。
実を言えば骸骨武者モチーフなのでどうしても髑髏マスクを採用させたかった。
そして最大の特徴の桜モチーフ。背中の花弁はアサシンスピナティアの奴で表現しました。
クナイも肩の所にマウントしてアクセント。白黒ボディにピンクが映える。
実に苦節半年の構想。宇宙戦じゃ使えなかったので漸く将軍が使えて大満足。
プレバンで確保した時から構想を練ってました。宇宙戦も始まってなかった頃から。
其れから半年後、遂に将軍スピナティオを公式戦に派遣すると言う念願が叶いました。

武装説明。基本は染井吉野と赤い刀身、紅桜の二刀流。名称も桜の名前から頂きました。
槍は河津、鞘に入っている刀は墨染。そして背中のユニットの名称は千本桜。
千本桜は某死神漫画の隊長みたいに刃を飛ばして攻撃する事も出来る凄い攻撃。
死神らしく鎌を持たせたかったが西洋感が在り過ぎて断念。純和風で進めたかったので。
そんな訳で6体目完成です。開戦から1ヶ月で6体、プロヴェデルに間に合いました。
メインのハートの女王と桜牙さえ派遣出来れば少しゆっくり出来るかな。
暫くは黄昏のターンなのでケーニッヒウルフを組みつつアリスナイトの構想を練っていきます。
妹の方もやっと完成したので近日中にフォトコンテスト参戦が出来そうです。
そう言えばコミケの奴も着工しなければ。8月も随分忙しくなるぞ……。
