「……Twilight of Maxion計画は順調に進んでいるな。」

「架空空間が戦場とは言え多大な戦果だ!然し地球連合軍もバイロン軍も黙っている訳が無い。」

「大丈夫だにゃ!今、奴がMLバースに向かっている所だにゃ。
 本物の戦争をMLバースで引き起こす為ににゃ!大量の核兵器も積み込んでにゃ!」

「……シャドウルーチェか……。ところで、須比那☆須比華の敵軍洗脳作戦と勇者計画は見事だった。
 我等マクシオンの悲願の勝利と地球と惑星バイロンの占領計画の実現に一歩近づいた。
 感謝するぞ……、戦争王すぴなっきー。」

「褒められるとやっぱり嬉しいにゃあ。でもMLバースでの戦闘に勝っても何一つ嬉しくないにゃ。
 仮想空間での戦争なんて人が死なない戦争、謂わばサイラス主催のスポーツ競技なんだにゃ。
 沢山の人間が死んで、妄想を正当として罷り通り、資源を巡る争いをしてこそ戦争と呼べるのにゃ。
 だからシャドウルーチェをMLバースに送ったのにゃ。スポーツではなく本物の殺し合いをする為ににゃ。
 破壊された街が、親が死んで泣き喚いている子供達の姿が、僕等にとっての平和なんだにゃ。」

「相変わらずすぴなっきーは頭が狂れてやがるな……。戦争の事しか頭に無い戦争バカなんだからな。
 だが彼奴はやるさ。彼奴はマクシオン軍の勝利の為にはどんな手をも厭わない残虐な悪魔だ。
 戦争仕掛人シャドウルーチェ。偽りの戦争を本物の殺戮に変えてやれ。そして我等の勝利を土産にな。」



「……此処がMLバース、戦場にしては自棄に静かで平和だな……。
 仮想空間とは言え厭きれる程の平和な世界。我が降り立った今、此処は焦土となる。
 さあ始めよう。我こそが[大災禍]、絶望を望み、絶望を喰らい生きる者、シャドウルーチェ―――」




[SHADOWLUCE CATASTROPHE]
[大災禍]の名を冠する存在。数多の大戦争の始まりには彼が大きく関わっているとされる。
MLバースで行われている[偽りの戦争]に介入し、「人の死ぬ」戦争を引き起こそうとする。
絶望を求め、絶望を糧として生きる彼は惑星マクシオンでは大英雄として讃えられている。




[断罪と破滅の腕/脱法8+回路]
MLバースでの戦闘に適応すべく[断罪の魔獣]を改造。4つの砲門から放射性物質を含んだ光線を発射する。
[断罪と破滅の腕]を最大限に活用する為には違法改造で性能を超越させた脱法8+回路を搭載。
彼がMLバースの地に降り立つ時、本物の戦争が始まろうとしている―――







以前作ったシャドウルーチェをMLバース仕様に改造してみました。開戦4日目にして既に4体目……。
ルルチェの頭を黒塗りしたので公式戦に出せないだろ!と言う事で頭はコマンドスピナティアに変更。
今回の公式戦で初のシスター派遣。黒一色の異形の悪魔をテーマに制作しました。
一番の特徴はシャドウルーチェの背中に背負っているユニット、其の名も[断罪と破滅の腕]。
断罪の名を聞けばピンと来ると思いますが選抜オーディションに出した少年兵の駆るあの断罪の魔獣。
此奴とシャドウルーチェを一体化させたのがカタストロフィ。我ながら恐ろしい怪物を生み出した。
何と言ってもドッグメカの胴体の新たな使い道の開拓。背中に背負わせればユニットとして使える!
上部がガラ空きだったので砲門も更にもう一対追加してみました。そして8+回路。
正に戦争仕掛人として、処刑人として、シャドウルーチェの残虐さを示すに相応しい兵装になりました。
全てはMLバースに破局を齎す為に。全てはマクシオン軍に勝利を齎す為に。全ては戦争王の為に。