ORIGIN OF MASTERGRADE


2022年末、3年振りのコミケ入場前に立ち寄ったガンダムベースで気になるガンプラを発見。
MGのRX-78-2ガンダムと有り触れたガンプラ……、だが何とMGの原点のガンプラだとか。
発売日を調べると1995年7月。せ……せんきゅうひゃくきゅうじゅうごねん!!!????
1995年と言えば……、ガンダムW、エヴァンゲリオンの放送が始まった年ですぞ!!??
管理人がまだ幼稚園の年少時代ですぞ。ぼのぼのとかスレイヤーズとか見て育った頃ぞ?
ゲームだとヨッシーアイランドとアークザラッドの間にこれが発売、プロ野球はオリックスが優勝。
学年は1つ上になるが阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が発生したのもこの年なんだな。
組んだガンプラの古さでは1999年のPG量産型ザクUを一気に更新。やっぱり原点は組みたくなる。
このMGガンダムの凄い所は赤バンダイで売っていた。要は浄化とも言える品薄を乗り越えた。
実を言うとこのガンダム、滅茶苦茶激レアらしい。何せMG原点のガンダムは再販が全く掛からない。
再販が掛かってもVer.2.0とVer.3.0が限度。こんな奴がガンダムベースで売れ残っていて驚いた。
第1回の東京遠征でガンダムベースを訪れた時に売っているのを見たけど荷物の都合上で断念。
その3ヶ月後のコミケ遠征でリベンジ。更にRGアストレイGF天ミナ(吹き出し有り)も入手。
此方もレアなVer.1.5のガンダムも売っていたがやっぱりMGの原点となったガンダムが組みたい。
そんな訳で今でも続く全てのMGの起源、RX-78-2ガンダムを組んでいきます。


中身を開封。MGとしてはランナーの数は少ない気が……。箱の大きさ自体もHGと同じ。
値段も2500円とヤクトドーガやリガズィより安価でMGながらもコスパは良さげ。
そしてMGと言えば箱を開けた途端に見る中敷き。最近のMGには入ってないんだよなコレ……。
こう言う古いMGのガンプラは滅多と組まないのでこう言うのを見るのも久しぶり。
MGと言えばこの中敷き、初めてガンプラ(MG連邦F2ザク)を組んだ時から相場で決まっている。
正式名称はガンダム2号機。ファーストガンダムをガンダム2号機と呼ぶのも今時珍しいな。
更にランナーには「1/100 RGM-79 GM」も併記。MGの原点なのにジムも出すぞと言い張るのか。
因みにジムはガンダム発売から4年後に晴れて発売されるのであった。気が早すぎるのう……。
更にシールも無駄にドライ、メタリック、マーキング、青と白のシールと4種類も付属。
特に青と白の奴の用途が判らない。只、異常に目立つのでこのシールは貼らない方が良いかも。


一通り組み立て完了。1995年のガンプラ且つ赤バンダイとは言え組み立てに支障も無く完了。
古いガンプラを組む時怖いのがABSの劣化。今回は幸いにもABSが使われていないので楽でした。
最初期のMGなのかHGのような組み方が多かった。他の作業と並行しながらでも2日で完成。
フレームを組み立ててから外装を取り付けるMG従来の組み方と大きく異なっていて驚いた。
初期のMGって1日で組み立てられる規模なんだな。其処からMGはより濃密になって今に至る。
後は組み立てるだけで完成、と言いたい所だが記事にするには物足りないボリューム。
まさかとは思うがやっぱり比較せざるを得ない。なので買ってきました、Ver.2.0のガンダムを。


Ver.2.0のガンダムは高校時代の時に組み立てた経験が有りますが比較の為に改めて購入しました。
ガンダム1.0の発売から13年後に発売。箱の嵩も比べて高く側面のテンプレートも変わっている。
今回組んだガンダムとVer.2.0のガンダムと比較してMGが何処まで進化したかを調査します。
寧ろ此処がこのページのメイン。やっぱりこう言うのは今と昔で比較しないと話にならない。
まずは説明書から大きく様変わり。2008年の時点で今のMGと同じテンプレートなんだね。
因みにレイアウト変更の境界線はストライクノワール←→量産型ザクUVer.2.0だったりする。
偶然にも境界線となるガンプラを両方共組んでいて驚き。流石にVer.Kaは異なっているが。
例の中敷きも入ってなかった。あの中敷きはレイアウトが変わってからは無くなったらしい。
そう言りゃ10月再販のストライクノワールにあの中敷きは入ってなかった……。何故だ?
ランナー番号の穴空きも2007年10月以降。OOのガンプラが出始めてからの新技術は此処から。
2007年を境にガンプラは変革を遂げている。やっぱり穴が空いているだけで劇的に判り易くなる。

先ずはコアファイター。MGガンダムの前菜として絶対に欠かせない存在。比較してみると一目瞭然。 初期の方は色分けが甘く組み方も簡易的。2.0の方は色合いがアニメ版準拠、組み方も複雑化している。 此の時点で13年間でガンダムは此処まで変わったんだ、と言わせるような出来。 因みに2.0はコアファイター用の台座も付属しているが胴体と合体させるので其の合間の観賞用。
胴体と頭部。初期は胸の部分の通気口が外側に出っ張っているが2.0では内側に格納されている。 一番気になるのは通気口上にある見知らぬモールド。ガンダムにこう言うのってあったっけ? 同じガンダムでも解釈の違いってあるんだな。初期の方は組んだ後の隙間が目立つので接着剤で固定した方が。
一番様変わりしていると思うのが腕の部分。何より肩装甲の形状が大きく違っている。 初期の方は肩と腕のモールドが多く墨入れが結構目立つ。何気に肩の刻印は最初から刻まれていたり。 U.N.T SPACYなんて聞き覚えがねぇぞ。因みに左肩の奴はアムロのパーソナルマークらしい。 Ver.3.0と比較したけどデカールのパターンが異なっているみたい。どうやらVer.2.0の方がアニメ版に近いかと。 因みにVer.3.0はエコプラの方で組んでいるので比較してないです。こっちは装甲の可動特化らしいので。 Ver.2.0とVer.3.0が今でも両方とも再販が掛かるのもアニメ版準拠の2.0と差別化している、と言う訳か。 同じガンダムでも組み方や形状、解釈の違いがあるんだなと改めて痛感しました。
腰と脚部。初期の方はHGみたいなモナカ式。貼り合わせの域が広すぎて完成は早かった。関節も後ハメ形式なので組み易い。 逆にVer.2.0は内部フレームから組み立てるので時間が掛かった。其の分可動力は初期より遥かに高い。 内部フレームはABSを使っているので古いのは劣化している可能性有り。一応吹き出し有りの奴を買ったので問題無いと思うが。 最近のMGだと内部フレームにABSが使われていないので劣化の心配はないみたい。
最後に武器を組み立てて完成。初期版のハイパーバズーカは単色で味気が無い。と言うよりもモナカ組み。 Ver.2.0だとビームライフルにナパームも付属。盾はモールドも有無以外余り変わっていない。 そしてVer.2.0限定でガンダムハンマーが付属。正直ハンマーだけでVer.2.0が継続して再販される価値がある。 因みにガンダムグシオンの持っているようなハンマーでは無く鎖でぶん回す鉄球魔人式。



……と言う訳で完成しました。正直言って形式番号だけは同じで全くの別物のガンダムでした。
1995年発売のガンプラと聞いて不安しか無かったが意外と安定して組み立てられました。
Ver.KaのガンダムやVer.1.5のガンダムもガンダムベースで売ってましたが買わず仕舞いでした。
更にONE YEAR WAR 0079版のガンダムも存在するとか。こっちは全然再販が掛からない。
と言うか今回作ったVer.1.0のガンダムの再販を掛けて欲しい。今の世代なら新鮮に感じる筈だ。
そう言えば中敷きは入っていたが何か物足りないような気がする……。そうだ、アンケート葉書だ。
当初のガンプラには当たり前のように入っていたアレ。今では新作の初版にも入ってないんだよなぁ。
こう言う葉書が入ってない、となれば生産は最近なのかな。赤バンダイだけど縁が入ってたし。
アンケート葉書も嘗てのガンプラを語るにも欠かせない。仮に入っていたら送ってただろうなぁ。
因みに2025年はこのガンダムが発売されて30周年。何か動きが有ると良いんだけど……。