Z・刻を越えて


MGゼータガンダムVer.Ka購入。本来は2月発売だったが2ヶ月の延期で4月末に漸く発売。
どうやらVer.Ka20周年記念の立体化らしい。抑々ゼータのVer.Kaが出てなかったのが意外。
初代のガンダムVer.Kaの発売が2002年12月なので既に21年目。妾が小5の時じゃないか……。
コロコロコミックを読んでいてマリオやスマブラの個人HPを徘徊していた頃の妾が……。
其の21年の間に様々なVer.Kaが発売された。折角なのでVer.Kaの歴史を振り返ってみよう。

  • 2002年12月:ガンダムVer.Ka
  • 2004年03月:ウイングガンダムVer.Ka
  • 2004年12月:ボールVer.Ka
  • 2006年09月:クロスボーンガンダムX1Ver.Ka
  • 2007年12月:ユニコーンガンダムVer.Ka
  • 2008年12月:シナンジュVer.Ka
  • 2009年12月:ヴィクトリーガンダムVer.Ka
  • 2010年07月:Vダッシュガンダム&コアブースターVer.Ka
  • 2011年12月:フルアーマーユニコーンガンダムVer.Ka
  • 2012年12月:νガンダムVer.Ka
  • 2013年02月:シナンジュスタインVer.Ka
  • 2013年12月:サザビーVer.Ka
  • 2014年08月:Hi-νガンダムVer.Ka
  • 2015年12月:V2ガンダムVer.Ka
  • 2016年07月:フルアーマーガンダム(サンダーボルト版)Ver.Ka
  • 2016年12月:サイコザク(サンダーボルト版)Ver.Ka
  • 2017年12月:ダブルゼータガンダムVer.Ka
  • 2018年03月:ユニコーンガンダム2号機バンシィVer.Ka
  • 2020年02月:ファッツVer.Ka
  • 2020年11月:ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka
  • 2023年04月:ゼータガンダムVer.Ka

  • 意外と結構出ているんだな……。更にウイングガンダム以外は全て宇宙世紀のガンプラ。
    其のVer.Kaと言う顔触れの中に漸くゼータガンダムが加わる。実に21年の刻を越えて。
    2007年の時点でユニコーンガンダムが立体化されていて驚き。更に1年後にはシナンジュ。
    Ver.Kaには意外な発見が多いんだな。伊達にMGの上位ブランドと言っても過言では無い。
    そんな訳で歴史を振り返った所で着工開始。見せて貰おうか、21年目のVer.Kaの実力とやらを。


    其の侭ゼータガンダムを紹介するには申し訳ないのでVer.2.0のゼータガンダムと比較します。
    Ver.2.0のゼータガンダムは2005年12月発売。バスターガンダムはその序でで購入しました。
    此のガンプラの発売当時はZガンダムの映画が上映していたので其の触れ込みで発売されたとか。
    Ver.Ka版発売の動向からしてVer.2.0のゼータガンダムは二度と再販が掛からなくなるかと。
    実際Ver.Kaじゃない方のサザビーとかダブルゼータとかはVer.Kaの発売以降再販が掛かっていない。
    絶版になる前にVer.2.0を確保してVer.Kaと比較。売っている所が近所にあったので苦労は無かった。
    果たして18年前のゼータガンダムと比べて如何に進化しているのか。徹底的に比較していきます。
    Ver.1.0(1996年4月発売)のゼータガンダムも欲しかったが如何足掻いても手に入らないので除外。

    胴体から完全に別物な出来。まあガンダムVer.1.0同様に肩の構造等の違いがあったからな。 カラーリングも青や黄色により近くなってスタピライザーもしっかりと黒で表現されている。 カトキ版には今までのゼータガンダムに無かった表現も多く胴体の時点で組み応えもある。 特に使われている素材に今のガンプラが此処まで進化したんだと言う進歩が垣間見える。 Ver.2.0では内部フレームにABSが使われているがカトキ版はPS素材で内部フレームが構築。 ディテールもより繊細に、より複雑に表現されながらも組み易く出来ている。 正直Ver.Kaと言うよりもVer.3.0のゼータガンダムと言っても過言では無い。勿論ランナーも全て新規造形。 頭部、胴体、スタピライザーのパーツ数はVer.2.0が66個、カトキ版では86個とかなり増えている。
    続いて腕部。腕の長さはVer.2.0の方が少し長くなっている。同じゼータガンダムなのに腕の長さが違うのか。 黄色い箇所はカトキ版は装甲に埋め込んで表現しているがVer.2.0はシールでの補完。 肩の部分も腕パーツと一体化しているので外れない。更に平手と握り手の2種類も付属。 Ver.2.0だと手は何時ものMGの組み方だがカトキ版より小さめ。肩も胴体と腕を挟んで取り付ける方式。 腕部のパーツ数はVer.2.0が74個、カトキ版が98個。
    脚部は変化が余りにも大きかった。殆ど露出しないにも関わらずカトキ版は繊細な内部表現。 ガンダムベース限定で良くあるクリアパーツ仕様だと良く見えるので其処で本領を発揮するだろう。 クリアパーツ仕様ならABSが使われてなければ塗装したくなるのが性。 Ver.2.0ではフレームの一部に青のPS素材が使われているのが意外。とは言え外装を取り付ければ。 更に内部フレームに空洞があるので膝がVer.2.0より可動力が更に上昇。 写真には写ってないが後ろのバーニアもVer.2.0は単色だがカトキ版では色分けがされている。
    外装を取り付けて脚部完成!カトキ版は装甲の鋭利感が向上して更にゼータガンダムらしく。 特に黄色い部分の面積も格段に広くなっているのも特徴。ただ墨入れする箇所が少ないのが難点。 其の分墨入れせずともしっかりと色分けが出来て手間も省けるが。こう言う所も進化点の一つ。 そして腰部。一見変わらないと思いきやスカート部分がより鋭利に、より長くなっている。 スカートの裏面も一切の妥協無し。裏面は意外と見えるので繊細に表現が出来て良かった。 抑々形状が全く異なっている。逆にVer.2.0は単色で違和感が在るので黒で部分塗装しました。 此処でパーツ数。Ver.2.0は脚部が116個、カトキ版は144個、腰部はVer.2.0が24個、カトキ版は39個。 やっぱり全体的にカトキ版が多くなっている。より繊細度が高い故の多さとも言えよう。

    武器とフライングアーマーの比較。ビームライフル、シールド、グレネードランチャーは共通。 カトキ版のフライングアーマーは色合いの他にウェイブライダー変形を見越してのスペースが用意されている。 グレネードランチャーも全幅が広くなっている以外はほぼ同じ。シールドも黄色の色分けが追加。 武器の種類は此処までは同じだがカトキ版に無いあの武器がVer.2.0には用意されている。 其れはハイパーメガランチャー。百式をぬふぅってさせたあの武器がカトキ版には無いのだ。 此処がカトキ版とVer.2.0のゼータガンダム最大の違い。他にもディスプレイスタンドの有無。 二度とVer.2.0に再販が掛からなくなるとMGサイズのハイパーメガランチャーは二度と手に入らないかも。 因みにVer.2.0のゼータガンダムは自立が非常に困難なのでディスプレイスタンドで飾った方が良い。 パーツ数はVer.2.0がウイング42+シールド10+ビームライフル15+ハイパーメガランチャー17+グレネードランチャー4で計84個。 カトキ版はウイング42+シールド18+ビームライフル15+グレネードランチャー6で81個とVer.2.0より僅かに少ない。 とは言えハイパーメガランチャーを抜けばカトキ版の方がパーツ数は上。 ウイングとビームライフルのパーツ数が同数なのが意外だった。



    そんな訳で完成しました。2体同時に並べてみるとVer.Kaの完成度が如何に高いかが判る。
    Ver.2.0はディスプレイベースが無いと自立し辛いしビームライフルも碌に持たせられない脆さ。
    武器の持たせ易さを含めてカトキ版が組み易かった。ガンプラの進化が垣間見える製作期間だった。
    今回はVer.KaにVer.2.0のデカールを移植して水転写デカールを貼る手間を省きました。
    正直マーキングシールとドライデカールなら貼るモチベーションが高くなるんだよね。
    総パーツ数はVer.Kaが448個。Ver.2.0は364個。思うておる以上に少ないのう……。


    因みにVer.2.0のゼータガンダムは自立し辛いのでウェイブライダーで飾りました。
    カトキ版のウェイブライダーも紹介したかったが元に戻すのが辛いので変形させませんでした。
    Ver.2.0とVer.Kaを比較しつつ組み立てて改めてガンプラの進化が此処まで実感出来た。
    内部フレームにABSが使われず、PCパーツにも頼らず、説明書も英文が併記されている。
    こう言う最新フォーマットでザクのVer.3.0とかゼータプラスのVer.Kaとか作ってくれ。

    ゼータガンダムぜーたがんだむと おやくそく
    ごはんを たべた あとは かならず はを みがこうね。