魔王の模型活動-千歳篇2-


どうやら妾はチトセリウムの美しく儚くも残酷で幻想的な世界に魅入ってしまったようじゃ……。
チトセリウムから生み出されたフラグメンツと言う少女機械人形が戦う理由が切なくてのう。
前回はアダマスとロンズデライトを組み立てたが間髪入れずにプラチナムを手に入れたのじゃ。
造形も容姿も前回の2人とは異なっておる。粗筋からすればプラチナムが主人公かのう?
妾は赤と黒が好みじゃが白と黒も悪くは無い。其れでは組み立てるとしようかのう……。
因みに上のAOZバーザムはプラチナムと同時に中古で買っておる。レジオン鹵獲仕様とな……。
管理人は余程バーザムを気に入っておるみたいじゃ。本家本元は何時定価で買える事やら。


先ずは上半身完成じゃ。此の時点でアダマスとロンズデライトとは姿が大きく異なっておる。
因みにフラグメンツには型番が存在しておる。アダマスとロンズデライトは「VI-carbonia」じゃ。
何方も型番が同じじゃな。服装と姿が似ておるのも其の所以かのう。姉妹機と言っても良かろうか。
番号の付き方にも法則がある。其れは元素の番号じゃ。carboniaは炭素、炭素の元素番号は6じゃ。
プラチナムの型番「LXXVIII」の元素番号は78番、白金、所謂プラチナに位置しておる。
……もう判るじゃろう。フラグメンツの名前は鉱物の名前から取られておるのじゃ。
アダマスはダイヤモンド。ロンズデライトもダイヤモンドの一種じゃ。何方も炭素から作られておる。
こうしてフラグメンツに名が与えられておる。チトセリウムの世界は意外と理系じゃな……。
其れにしても頭の兎の耳のような装飾品と3色の髪の色が印象的じゃ。肌の露出も多いのう。
アダマスとロンズデライトが穿いておるのはやはりタイツと言う訳じゃな……。


素体完成じゃ!随分と足が長いのう!?……とは言え歩き辛い靴が嵩を増しておるがのう。
絶対領域もあって更にガーターベルトを身に付けておる!正に白金の如き美しさじゃな。
アダマスやロンズデライトには敵わぬが大きい胸じゃな……。妾の胸とは大違いじゃ。
草陰で用を足す時もアダマスやロンズデライトと違って脱ぎ易そうな恰好じゃ。
素体だけでも美しいとは言え未だ輝きは半分じゃ。寧ろプラチナムの本領は此処からじゃ!


……嗚呼、何て美しいんじゃ……!此れがプラチナム本来の輝きとな……!尊いのじゃ……。
……思わず見惚れておったわい。兎の耳に似合わぬ大剣が何とも映えるのう……。
アダマスやロンズデライトと違って楽器は持っておらんが主人公らしい出で立ちじゃな。
そしてスカートじゃ。何故か股間部は隠せておらんが大きくて此れ又美しいのう!
ワンポイントの兎も意外と可愛い!意外とプラチナムは可愛い物が大好きらしいのう。
全体的には冷静沈着で騎士道精神のあるフラグメンツって感じじゃな。
フラグメンツに感情が有るか如何かは判らぬが縫い包みを与えると抱きながら喜びそうじゃ。
扨て、次に妾が作るフラグメンツは誰じゃろうかのう?次は双子らしいが……。