ブルーディスティニーと中敷き事変

ガンプラの説明書は発売当時のまま保っている……と言うのは吹き出し有りの鉄血で否定された。
此の時は版権表記からMBSを外す為の序でにロゴも青バンダイに変更されたのが結論。
然し、青バンダイに変更された事例は他にもありました。HGUCブルーディスティニー1号機EXAM。


ブルーディスティニーは2007年に1号機から3号機まで発売されてましたがEXAMは其のリバイブ版。
故に2007年のブルーディスティニーはEXAM版の発売後は一切再販が掛かっていない。。
因みに1号機EXAMは2017年8月発売。青バンダイになる前のガンプラなので説明書は赤の筈。
説明書を隈なく見ても変更点が一切判らない。版権表記も最初から「創通・サンライズ」だった。
余りにも難解な謎に新年早々出くわしてしまった。怪しい所と言えば部品発注の箇所。
今迄は注文用紙を使っての部品発注でしたが現在は郵送が廃止されてネット一本に絞られている。
……となれば注文用紙は不要になっているので其処に修正が入っている。答えは正解。
注文用紙は無くネット発注の案内とQRコードが記載されているだけでした。


ところがどっこい大間違い。赤バンダイの説明書でもネット発注の案内だけが記載されてました。
因みに2022年末にガンダムベースで購入したRGアストレイゴールドフレーム天ミナの説明書です。
他のガンプラの説明書の部品発注を見ても赤バンダイのままでQRコードが記載されてました。
説明書にしては大規模な変更点だったにも関わらず赤バンダイのまま放置されていた。
注文用紙の有無で色が変わらないと言う事は多分この先の再販も赤バンダイの説明書だろうな。
じゃあブルーディスティニー1号機の青バンダイは一体何なんだ。謎は深まるばかり。
……だがブルーディスティニーと鉄血以外でも青バンダイの説明書に遭遇してしまった。


最初期のMGガンダムを組んでから価値観が変わってしまったのか昔のMGを組むようになった。
其の第1号でMGゴッドガンダムを購入。中を開けて説明書を確認すると……。
まさかの青バンダイの説明書に遭遇しました
2001年のガンプラでまさかの邂逅を遂げました。因みに縁無し青バンダイの激レアパターン。
更に左上にはGUNDAM.INFOの案内が。旧フォーマットの説明書で見るとは夢にも思わなんだ。
多分他の初期MGの説明書も此れと同じだろうな。其の理由は意外にも直ぐ理解出来た。
ズバリ、中敷きの有無である。今回購入したMGゴッドガンダムに例の中敷きが入ってなかった。
バンダイナムコの吹き出しがMGに付き始めた頃に旧作MGから中敷きが無くなったと思われる。
昔のMGは中敷きに正面図、説明書の裏側に背面図が描かれている。其れが無いと言う事は……。


説明書の裏側に全面背面の図が纏めて描かれてます。そう言う事で青バンダイになった、と言う訳。
珍しくリニューアルされたなと思いきや中身は発売当初と同じ、英文併記も有りませんでした。
旧フォーマットの説明書全てがそうだと思ってたがストライクノワールは赤バンダイのままでした。
説明書裏も正面図しか描かれてなかった、となるとあの中敷きは初版から入ってなかった事になる。
因みにカトキ版ガンダム(ヨルイチで購入しました)とボールは赤バンダイのままでした。
そもそもカトキ版の説明書はフォーマットが違うし裏に背面図も無い。中敷きも入っていない。
……となればあの中敷きの有無を調査しなければ。とは言え此の辺りのMG再販は滅多に来ない。
確か2004年発売のプルツーキュベレイに中敷きが有った。2005年〜2006年辺りのMGが怪しいぞ。
ネットで調べたが2004年12月発売のクワトロ機リックディアスには中敷きは入ってました。
どうやら中敷きの有無の境界線は2005年〜2006年に絞られる。其処で2005年発売のMGを紹介。
  • ONE YEAR WAR 0079版ガンダム
  • ONE YEAR WAR 0079版ザクU
  • ONE YEAR WAR 0079版ドム
  • ONE YEAR WAR 0079版グフ
  • ONE YEAR WAR 0079版ゲルググ
  • ボール(第08MS小隊版)
  • アッガイ
  • 百式+バリュートシステム
  • ガンダムMk-UVer.2.0(エゥーゴ仕様)
  • ゼータガンダムVer.2.0
  • 其の中から2005年10月発売のガンダムMk-UVer.2.0(エゥーゴ仕様)が手に入りました。


    個人的に此れがターニングポイントだと推測。箱の背面も当時のMGと全く違う力の入れっぷり。
    裏がゴッドガンダムで見たレイアウトなら中敷きが入っていた証拠で説明書も青バンダイの筈。
    早速箱を開けて説明書を確認。赤バンダイのままでした。表紙レイアウトも今に通じる感じ。
    裏表紙も今までとは全く違ってました。だが組み立ての部分は旧フォーマットのまま。
    Youtubeの開封動画を見て調査したが08MS小隊版ボールの時点で中敷きは入ってませんでした。
    ONE YEAR WAR 0079版ガンダムは説明書のレイアウトが異なっている時点で除外。
    結論、2004年12月発売のクワトロ機リックディアスを最後に中敷きが廃止された。
    つまり、2005年以降に発売された全てのMGは最初から中敷きが入っていない、と言う事になる。
    中敷きが無くなったこの先、再販される2004年以前のMGは全て青バンダイの説明書だろうな。
    最早あの中敷き無しにMGは語れない。ヘイラッシャからシャリタツを取り上げたような感じ。
    MGの魅力の半分はあの中敷きに詰まっている。箱絵のチープな3DCGと併せてこその中敷きなんだ。
    改めて古いMGガンプラの魅力に憑かれてしまった。本当はこう言うガンプラが組みたかったんだな。
    (調査の為に買ったガンダムMk-Uは責任を持って組み立てます)

    結局、ブルーディスティニーの青バンダイは判らず仕舞いかい。