ポケモンXYの伏線から見るポケモンSM


ポケモン赤緑が発売されて20周年。幼稚園年中の頃からポケモンと共に育ってきました。
初代からポケモンの世界に入った管理人にとってまさかここまで続くとは思いもしなかった。
2バージョン同時発売。通信交換&通信対戦。敵を捕まえて育てて戦わせる。
赤緑発売当時はこれがあまりにも目新しくて画期的なシステムでした。
あれから丁度20年(このページの執筆当時)、遂にポケモン最新作が発表されました。
ポケットモンスター サン・ムーン。2016年11月18日、ニンテンドー3DSで発売。
赤緑、金銀、ルビーサファイア、ダイヤモンドパール、白黒、XYに次ぐポケモン第7世代。
果たしてSMでどんな冒険が待っているのか。どんな新しいポケモンに出逢えるのか。
そこで今回は、ポケモンSMがどんなものになるか予想してみる。

ポケモンSMはXYとの連作!?


今まで発売されたポケモンには各世代ごとにマイナーチェンジ版や続編が登場しています。(リメイクを除く)
赤緑に対する青、金銀に対するクリスタル、ルビーサファイアに対するエメラルド。ダイヤモンドパールに対するプラチナ。
そして第5世代のブラック・ホワイトはマイナーチェンジではなく続編として発売されました。
しかしXYではマイナーチェンジ版や続編が発売されず、新作としてサン・ムーンが発表されました。
ここでお気付きだろうが、実はポケモンSMこそがXYの続編だという可能性が高いです。
何故XYにマイナーチェンジや続編が無いのか?まだXYには大きな伏線が残っています。
その大きな伏線とはジガルデ。XYにおけるイベルタル、ゼルネアスに次ぐ第3の伝説ポケモンです。
DP以降のマイナーチェンジ版や続編に登場する第3の伝説ポケモンはどれもフォルムチェンジがあります。
フォルムチェンジの元祖を辿るとRSに登場したポワルン。天候によって姿形が変わるポケモンです。
また、バージョンによってフォルムを変えるデオキシスも登場しました。こちらは幻のポケモンとしては初。
例えばDPのギラティナはアナザーフォルムだけでしたが、プラチナではオリジンフォルムが追加されました。
BWに登場するキュレムはBW2でレシラムorゼクロムと融合して真の姿を見せました。
エメラルドでのレックウザにはフォルムチェンジはありませんが、リメイク版でメガシンカという形で真の姿を見せました。
しかし、第6世代のXYでは第3の伝説ポケモンであるジガルデにフォルムチェンジは与えられませんでした。
そのままフェードアウトしていくのかと思いきや、ポケモンSMにてジガルデのフォルムチェンジが明らかになりました。
それがジガルデパーフェクトフォルム。これこそがポケモンSMの鍵となる可能性が高いです。
ジガルデの正体は「ジガルデセル」と呼ばれる生命体が結合して形成された姿とのこと。
ジガルデセルは「ジガルデコア」と呼ばれる小さな緑色のツチノコを思わせる生命体が集合して形成されています。
また、ジガルデセルは個体の集まった数に応じて姿を変える。ジガルデセルが少しだけ集まれば狼の姿になることが判明。
狼の姿をしたジガルデは10%フォルムと呼ばれ、性能は控えめに設定。
XYで判明しているジガルデは蛇のような姿で、全体の50%の力しか発揮していないとのこと。
しかし、生態系バランスを乱す者に対抗できない事態が訪れると、前述のジガルデパーフェクトフォルムに変身。
ジガルデパーフェクトフォルムの力はイベルタルやゼルネアスを遥かに凌ぐとされています。
実は前述のジガルデセルやジガルデコア、10%フォルムは既にテレビアニメで先行登場している。
これがゲーム版に逆輸入される形でジガルデのフォルムチェンジが解禁される稀有な例となった。

歴代博士の分野から見る新システムの追加とリーリエとジガルデの関係


ポケモンには必ずオーキド博士やナナカマド博士などと言った博士が登場します。
ポケモンSMの冒険の舞台、アローラ地方を担当する博士はククイ博士。上半身裸といった南国的で楽天的な人物です。
彼の助手として、リーリエという少女が登場します。主人公と同程度の年齢でバトルはあまり好まない人物です。
服装は南国的な主人公やライバル枠のハウ、ククイ博士等と違って南国とは程遠いお嬢様の恰好をしています。
地方で当てはめるとカロス地方が大きく当てはまる。服装とはとても似合わない大きなバッグもかなり怪しい。
ここでククイ博士とリーリエの二人がジガルデとどう関わりを持っているかを考察する。
まずはシリーズ歴代博士の専門分野を纏めてみよう。
カントー地方のオーキド博士はポケモン研究の第一人者であり、ポケモンをタイプにより分類することを提唱した人物。
ジョウト地方のウツギ博士はポケモンの卵を発見した人物であり、HGSSでは連れ歩きの研究を行っている。
ホウエン地方のオダマキ博士はポケモンの分布調査の専門家。フィールドワークを趣味としている。
シンオウ地方のナナカマド博士はポケモンの進化を研究している人物。ポケモンの9割が進化に関係している事を提唱。
イッシュ地方のアララギ博士の専門はポケモンの起源。父親とともに考古学の研究を行っている。
カロス地方のプラターヌ博士はメガシンカの研究者。かつてはナナカマド博士と共に進化の研究を行っていた。
そしてククイ博士の専門分野は「ポケモンの技」。自分の身を挺してもポケモンの技を受ける事もある。
歴代博士の専門分野を見ると、この世代で登場した新たなシステムが良く分かる。
ウツギ博士が登場する金銀ではポケモンの卵が初登場。プラターヌ博士が登場するXYではメガシンカが初登場。
ナナカマド博士が登場するダイヤモンド・パールでも既存のポケモンの新たな進化形が多く登場した。
そして、ククイ博士が登場するサン・ムーンではZワザという新要素が追加された。

ここで話を本筋に戻す。先ほど述べたようにリーリエはカロス地方の人で、ある理由でククイ博士の助手をしている。
ポケモンSMがXYの連作と考えると、リーリエはフレア団のボス、フラダリの娘ではないかと予想。
ポケモンのジムリーダーや主要な人物の名前の殆どは草や花や木などの植物の名前が採用されている。
リーリエはドイツ語で百合の花を意味する。そして父親と思われるフラダリはフランス語で百合の花を意味している。
もう一つの根拠はアニメ版にある。アニメ版でのフレア団はジガルデを探し求めているという設定になっている。
次にお嬢様を思わせる恰好とは場違いな大きなバッグの中身を予想するが、その中身はもうお分かりだろう。
ズバリ、ジガルデコアである。アローラ地方には至る所にジガルデコアが存在しているそうだ。
(※リーリエのバッグの中身はコスモッグと言うソルガレオ・ルナアーラに関係のあるポケモンでした。)
このことから、ククイ博士とリーリエの目的はアローラ地方の至る所に棲息するジガルデコアの研究ではないかと思われる。
また、XYに登場したデクシオとジーナも再登場することが判明。ジガルデが物語に大きく関わるのは間違いないだろう。

ジガルデとウルトラビーストの関係


冒険の舞台となるアローラ地方には謎の生命体、ウルトラビーストと呼ばれる謎の生命体が存在する。
ウルトラビーストは強大な力を持ち、人やポケモンにとっての脅威となりうる存在として恐れられている。
ウルトラビーストの目的や正体は不明だが、エーテル財団と呼ばれる組織が関わっていると仮説する。
つまり、エーテル財団がポケモンSMにおいての最大の黒幕ではないかと考える。
エーテル財団はポケモンの保護を目的として設立された組織で、ポケモンの強奪を主としたスカル団とは真逆。
また、ウルトラビーストの研究に勤しみ、冒険の途中でも主人公の冒険の手助けをしてくれるという一面も。
一件主人公の味方と思われるエーテル財団だが、その裏でウルトラビーストを操っているのではと考える。
そもそもエーテル財団における「保護」とは何だろうか。また、エーテル財団の目的とは何だろうか?
その目的とは生態系の操作である。ポケモンの生態系を操作するにはウルトラビーストが最も相応しい。
ポケモンSMのキーポケモンとなるジガルデの覚醒には生態系バランスを乱す者に反抗できない時である。
そもそもアローラ地方のモデルになったハワイは、環境破壊や外来種によって生態系が大きく乱されて絶滅した生き物が多い。
この現状が生態系に関係のあるジガルデが鍵となるのに最も相応しい地域である。
その特徴を大きく踏まえて登場したのがリージョンフォームである。アローラ地方独自の環境に適応した姿をしている。
例えば大量発生したコラッタの駆逐の為にヤングースが外国から外来し、コラッタの生態系を変化させた。
そのコラッタもヤングースから逃れる為、活動時間と住処を変えてアローラ独特の姿になった。
ベトベターもアローラ地方のゴミ問題の解決の為に外国から外来、アローラ地方のゴミを主食としている内に姿を変えた。
これらのリージョンフォームはエーテル財団の生態系の操作によって姿を変えたのではないかと思われる。
エーテル財団の表向きの目的である保護も、ポケモンの生態系を変化させる為ではないかと思われる。
更に言うとウルトラビーストは生態系を乱す為にエーテル財団に作られた存在である可能性がとても高い。