Name:黒き終焉の堕天使 ― 黄昏ヤミ ―

 Gender:♂

 Age:??????

 Birth:不詳

 Region:深淵の世界→漆黒の終ての王国

 Height:183cm

 Weight:64kg





来歴

絶望、破壊、厄災、殺戮、死を司る堕天使。人々の絶望を恐怖を糧に生きる。
余りの凶悪さと暴虐さ故に、神の手により深淵の世界に幽閉された。
そして時代は流れ、永遠の拷問の果てに深淵の世界から脱獄を果たす。
全ては神への復讐の為、世界に禍乱を齎し、終焉へと陥れる為。
……破壊と厄災を引き起こす力を持つ黒の大剣を片手に……
……の筈だった。赫の堕天使、黄昏トワとの邂逅を果たすまでは。
性格は言うまでもない。迂闊に逆鱗に触れさせるな。死んでも構わければ。
背中の翼はトワと異なる禍々しさ。これでも歴とした天使である。
寧ろ天使と言うよりも悪魔ではないか?……つまり彼こそ魔王天使なのだ。
長い間深淵に幽閉された影響か、趣味が今一つ混沌としている。






黒の魔剣

黄昏ヤミの武器。破壊と厄災を引き起こすとも言われている無銘の魔剣。
余りにも凶悪な性能と禍々しさを持つ魔剣故に名前は付けられていない。
其の凶刃に因って数多の人類、神、英雄の命を屠って来た。
一度鞘から黒の魔剣を抜いたが最後、世界は瞬く間に滅びを迎えるであろう。



終焉の堕天使の記録

……俺が終焉の堕天使だ。真の名など必要無いがヤミの名で通っている。
黄昏の城に住み着いて以来、本来の目的を忘れた。彼奴の力は恐ろしい物だな。
これが博愛と言う訳かは知らねぇが、少しは真面な存在にはなりそうだ。
今は黄昏の野郎に日本の誇る文化を教えて貰っている。想像以上に奥深い物だ。
俺が深淵に鎖されている間に、地上では文明が恐ろしい程に発達していたみてぇだ。
機械文明に自動車、鉄道に航空機、スマホにパソコンにテレビにインターネット……
俺が忌避した人類にこんな物を創造する能力を持っているとはな……。
特にガンダムだ。複雑で巨大な機械を小さいスケールで再現した物が流行っているとか。
所謂プラモデルだ。これが40年以上も絶えず続いているのが驚きだ。
……な訳で、黄昏の野郎から1/60スケールの最も複雑な奴を貰った。
完成までは長い時間が掛かりそうだ。それに加えて塗装もやれ、と。

次にビデオゲームの存在だ。ここまで俺が夢中になれるとは思ってもいなかった。
これでもファミコンの誕生が約40年前だ。当初はドット絵でゲーム内容は滅茶苦茶に薄っ平い。
これが今では現実と見紛うような質だ。僅か40年で此処まで進化したとは思えねぇ。
だが黄昏の野郎が言うには本当だと言い張りやがる。それに容量も半端なく増えてやがる。
それに彼奴は「妾は任天堂派じゃ」と言う理由で俺にPS関連担当を任される始末だ。
確かにPSのゲームには銃を使って人を殺すゲームが多い。破壊と殺戮を司る俺には相応しい。
……好きなポケモンを教えろだと?俺は最終進化のポケモン全般だ。
最終進化のポケモンはほぼ全員破壊光線を覚えるみたいだ、と黄昏の野郎に聞いた。
規格外の威力で全てを灼き尽くす……。これこそが俺に相応しい技だ。
……対戦では破壊光線は滅多に使われない? ……使うと反動で動けない?

そう言えば黄昏の野郎曰く、日本のアニメは世界に誇れるとか言ってたな。
黄昏の野郎からはアニメはアンパンマンから始めろと言われている。
それに加えていないいないばぁ!とおかあさんといっしょだ。……俺を赤子だと思ってやがるのか?
まあアンパンマンは大抵の赤子が初めて触れるキャラクターの代表みてぇだがな。
……と言いつつも嵌ってしまったのが俺だ。こんなにアンパンマンが奥深いとはな……。
……此処で俺から二つ忠告する。一つ目、ばいきんまんは片仮名じゃねぇ。平仮名だ。
二つ目、アンパンマンは戦場で餡パンを配っていた小父さんが元だ。
それと黄昏の野郎に日本のアニメの礎の名目でドラえもんとサザエさんを毎週見せられる。
他にも手塚治虫やジブリ作品、世界名作劇場までも見せられる始末だ。
フランダースの犬の最終回は泣けると黄昏の野郎に聞いたが俺には感動すら出来ねぇ。
それもその筈、犬が荷馬車を引き摺りながら空を飛んで終わりだ。それも天使に誘拐されて。
これで「遠いお国へ行きました」のナレーションの解釈だ。本当はアントワープの冷たい土の下だ。
こんなトンデモ展開で感動なんて出来る訳がねぇ。これを名作と言い張る黄昏の野郎の頭が可笑しい。
昔はこう言うアニメが朝や夕方に沢山放送されていたらしい。
今ではこの時間帯のアニメが激減しているみてぇだ。
それに替わって深夜アニメが中心になっている。どうやら今ではネット配信で事足りるみてぇだ。
因みに俺は甲殻機動隊、鬼滅の刃、進撃の巨人を薦める。
黄昏の野郎と違ってどうも萌え系のアニメだけは受け入れられねぇ。

……まぁそう言う訳だ。これが俺の第二の人生の足掛けになりそうだ。
まさか俺が今まで忌避した人類が神の依り代と呼ばれる存在だったとはな……。
人類が存在しなければこう言う文明はまず生まれる事は無かっただろうな。
だが人類は悪魔の依り代にもなり得る。世界を破滅に導くのも人類である事を忘れるな。
音楽は洋楽に限る。俺が神に敗れる前の世界はクラシックが中心だったみてぇだが……。
主にデスメタルとかロック、レゲエ、ヒップホップとかの激しい奴だ。
黄昏の野郎とティータイムを嗜むのが日課だ。異国の菓子が日替わりで円卓に並ぶ。
因みに俺は珈琲は無糖のブラック主義だ。黄昏の野郎は珈琲を飲めねぇそうだ。